2024年9月23日に発売されるNumber_i のファーストアルバム「No.I」からリードトラックであるINZMが先行配信されました。たった1日で900万再生を突破する勢いです。
Number_iといえば前回のBonもそうですが、日本だけではなく世界を見据えたアクションを起こしていて、Xでのスタッフ投稿も基本的に英語となっていおり、韓国の世界進出に負けてられないぞという意気込みが伝わってきます。
ということで、HIPHOP好きの筆者が、曲を聞いて感想・考察をして、さらにはNumber_i の新曲「INZM」が海外の人にどんな反応を取られているのかをまとめてみました。
MVの世界観と考察
INZMは稲妻のことなのですが、英語圏の海外の人には「ライトニング」という表現が一番近いものだと思います。「サンダー」は「音」に主体をおいた雷鳴と言う感じで、ライトニングは「見える」稲光、つまり稲妻という意味になります。
今回のMVを見た感じのストーリーは、すでにゲームの中なのかわかりませんが何かを手に入れて逃げている3人。その前に追手が現れ戦闘になります。Round1,2,3と戦いに勝って3人はアイテムを手に入れます。そうするとまた戦闘になり負けてGAME OVERと現実世界に戻ります。
現実世界では曲調が変わり、3人が集合。集合するとまたもや世界観がかわり、ダンスパフォーマンスへ。3人の後ろにテレビに映るロゴが出てきますが、それは日本の3種の神器「八咫鏡」「天叢雲剣」「八尺瓊勾玉」を表したものとなっているそうです。そのあと石版にあるQR?をスマホで読み取るとまた世界が変わります。
次には映画のワイルド・スピードのような疾走感のある場面から、稲妻が燦々と落ちる中ダンスをぶっかまし、疾走感とかっこよさと高速ラップが調和して恐ろしくカッコいい仕上がりになっています。
そのあとはまたゲームが他の人に渡るという流れになっています。
考察
ゲーム的なところはストリートファイターや、龍が如くを感じました。また曲中何回も3という数字が出てきます。これは3人のことと、つながっていると言われるGOAT、No.-O-ring、 INZMで3個目ということを意味しているのではないかなと思います。
それは
何度も喰らわす これが3発目のShot
から感じ取れ、このラインは特に3枚目という意味がありそうなところだと思います。
またこれまで自分たちを信じて突っ走ってきたという意味でしょうか、
迷ったらいつだって右左 大丈夫もう迷いはない
3人で肩組んだ努力の成果
やることなすこと注目度ブチ上がり
というラインがとても胸にしみます。今までを振り返り歩んできた道のりを示しているリリックでしょう。
また前回のBonも含めアンチにはやはり色々言われました。そんなアンチに対して
わからずやわからす 3匹のカラス
というフックのラインで、「とりあえずアンチはこの曲聞いてみろよ認めるしかないから」という意味を感じます。
そしてアンチのバイブスをも上げさせるという意味でしょうか、
脳天揺らす 3本の稲光握って もっと上 もっと上 もっと上 もっと上
冷め切ったハートは燃やしてNo Way
だんだん現実味帯びてきたみたいだな やることなすこと注目度ブチ上がり 今の俺ら止めるのは無駄だな
らへんの言葉からも感じ取れます。
つまりこの曲は、いままでの曲や道程の振り返りと、アンチもファンに変えて一緒に次のレベルへ引っ張っていくぜという曲ではないかなと思います。
HIPHOPらしいビッグマウス的なリリックとアップテンポの激しいトラック、そして心地いい高速ラップなど、聞く度にカッコいいが増していく曲となっています。
海外の反応
ここで日本人以外の人のコメントをいたるところからひろって来たので、ご紹介します。ほぼ称賛している声が多かったです。一番上の人はナンバーアイ=No1ということをいいたかったのかなぁと思います。
「i」がローマ数字で、彼らのグループ名がナンバー1ということを今知った
柔道などのシーンはストリートファイターをオマージュしている様に見えるね
最高の歌!
リリックのこれまでの経験、3人の絆、たゆまぬ挑戦、そして自信に満ちた力強い声がしびれます。彼らが演技でなどではなく、感情を出して歌っているので心が震える。彼らはまさにGOATです!! ︎ GOAT No.-O-ring- INZM 全ては繋がっている‼
興奮を共有してくれてありがとう! 曲調は激しくて高揚感があり、MVはとてもクリエイティブで楽しいです。 ニューヨーク市出身の Number_I の大ファンです。
ミュージックビデオの最後でアレ?っと思って、なんかどっかで見た気がすると思っていたけど、映画のジュマンジでした、やっと思い出しました。 私もINZMの虜です。私はロックが大好きなので、この曲は本当に素晴らしいです!
このMVはとても面白くて、映画を見ているよう
歌詞がカッコいい! ミュージックビデオと同じくらいかっこいい! 特に 「3 minutes for a cup of noodles 」の 「3 」の訳がすごく良くて、歌詞に何度も出てくる 「3 」と呼応している。 BIG LOVE!
Number_i、本当にどんどん上手くなって、誰もが称賛してる🥹 もうアイドルラップの域ではない🥹🥹🥹🥹🥹🥹🥹 特に3人が良い… …
まとめ
海外の人の反応のように、たしかに彼らのラップはアイドルラップの枠では収まりきらないほどディープで、でもキャッチーでカッコいいラップとなっています。少し偏見が入ってしまいますが、最近のオートチューンバリバリのラッパーのラップよりは全然カッコいいと思います。
アルバムも控え、曲を出す度に注目度も上がり、曲もかっこよくなっていくNumber_iは、これからも是非とも注目していきたいですね。