最近日本の芸人さんが、アメリカやイギリスの「ゴッドタレント」にでて笑いをかっさらっていくことが多くなっています。とにかく明るい安村を筆頭に、以前ご紹介した、ノボせもんなべやチョコレートプラネット、そしてシューマッハ。様々な芸人が海外に出ては日本のお笑い芸人を有名にしてくれています。
共通していることは、すべて漫才のような会話で笑わせているのではなくコントで、しかもほとんど喋らずに芸のみで笑わせています。海外の方を相手にする場合は、下手に英語を喋って笑わすよりも、このようなわかりやすいネタを見せたほうがウケるのでしょう。
今回は審査員の方から「ゴールデンブザー」（予選で押されると、一発通過が決まるボタン）が押され、日本人初の快挙となります。今回はそんなシューマッハについてまとめました。
シューマッハのプロフィール
シューマッハは五味侑也さんと中村竜太郎さんからなるお笑いコンビです。2人はNSCの同期で仲が良かったものの、それぞれ別のコンビで活動していました。ただ同時期にコンビがお互い解散し、2013年に東京吉本にてシューマッハを結成しました。
2014年に事務所をサンミュージックにかえ、主に動物の被り物ネタを中心とした芸風で活動しています。
またあまりこちらは活動的ではありませんが、2人でYoutubeもやっています。
それでは、それぞれのプロフィールをご紹介します。
五味侑也さんのプロフィール
車好き芸人を自称しており、趣味としてレース観戦を上げています。また大型バイクを所持していたりとかなりの車・バイク好きです。ネタ作りは五味さんが行っていますが、中村さんになにか粗相があったときの謝罪担当も担っているとのことでした。
アーク溶接技能者や有機溶剤作業など、様々な免許を10種類以上持っているという意外な一面もあります。
中村竜太郎さんのプロフィール
香港出身で東京育ちという珍しい出生をしている中村竜太郎さん。最終学歴が東京海洋大学海洋工学部とのことで50.5～52.5の偏差値だそうです。実はシューマッハの前にハッピーボーイズというコンビを組んでいました。
シューマッハの経歴
2013年に結成後、主に動物の被り物ネタでコントをしており、
と正直なところ冴えない活動でした。そんな中、今回掴んだ「アメリカン・ゴッドタレント」での日本人初のゴールデンブザー賞。同じ大会に出ていたチョコレートプラネットを抑えての獲得でした。
ゴールデンブザーを押されたことで次のステージへの進出が無条件に約束されました。次のステージで見せるネタがかなり楽しみですね。
ゴッドタレントをみた海外の人の反応
面白いことに海外での評価は、Xではかなり辛辣なものの、Youtubeなどではかなりの高評価のようです。良くも悪くも共通しているのが、
子供の様
というところ。
シンプルで単純な笑いだからこそ、頭を空っぽにして笑えるのだとは思いますが、よく海外で見そうな”皮肉を含んだセリフで笑わせる”というのが、好きな人には向かなかったのでしょう。
以下が海外のコメントです。
とても面白かったが、あれにゴールデン・ブザーを贈るわけにはいかない。
面白い。ゴールデン・ブザーに値するか？NO
バカバカしくて面白い…が、才能はない。ゴールデン・ブザーでもない。私の幼い子供は大喜びだった。もう十分だろう？
面白かったけど、金色のブザーだったかはわからない
演技がどうとかじゃなくて、みんなをハッピーにしてくれたから。ライブでは何を見せてくれるんだろう？
これは、ソフィアが言うように、どう表現したらいいのかわからないような、ただ見ているだけで喜びを感じるような演技だ。大好きだ。
単純な行為だが、みんなを幸せにした。この金色のブザーは、私たちが子供の頃から持っていた内なる喜びを表している。
彼らはただ、私たちが再び子供であることの喜びを引き出してくれる。
笑って、そして笑って、とても気分がいい。世界はもっとバカバカしさを必要としている。 ゴールデン・ブザーおめでとう！
ここ数年のAGTのアジアからの素晴らしい演技が大好きだ。 フィリピンの印象的な歌唱演技から日本の面白いコメディ演技まで、AGTは間違いなく世界レベルの才能を披露している。
これは大衆に本当に評価されることはないだろう。 コメディでオリジナリティを出すのは信じられないほど難しいことだが、彼らは日本人以外にはできないような、最もシンプルで非常識な日本的方法でそれをやってのけた。 これは素晴らしいの一言に尽きる。
テレビで彼らを見た後、すぐにAGTが彼らのオーディションをすでにチャンネルにアップしていないか、ここを見に行ったんだ！シンプルだけど面白かった！そして、ソフィアからのゴールデン・ブザーは期待していなかったかもしれないけれど、それでも彼らはそれに値する！
このように独創的でユニークなものがゴールデン・ブザーを獲得したのは素晴らしいことだ。 特に、最近ゴールデン・ブザーを獲得する歌手が後を絶たないのに！ おめでとう、この2人と彼らの陽気な演技‼️。
まとめ
芸人さんは日の目を見るまで、すごく長いイメージがあります。去年やっていたオードリーさんの半自伝的ドラマ「だが情熱はある」でも20代を売れないで過ごしている人がたくさんいると感じました。
売れたとしても、どんどん新しい波がきてブームがあっと言う間に過ぎ、一発芸で終わる人もたくさんいます。もちろんそういった覚悟をして芸人の世界に入って入るとは思いますが、シューマッハの2人も下積みはとても長く、今までコレといった成果もありませんでした。
是非ともこのチャンスを掴んで、世界中で有名になってほしいですね。
イギリスのゴッドタレントで大成功した「ノボせもんなべ」とは？
